シュペッサルト (給油艦)
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シュペッサルト | |
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基本情報 | |
建造所 | クレーガー造船所 |
運用者 | ドイツ海軍 |
艦種 | 給油艦 |
級名 | レーン級 |
艦歴 | |
竣工 | 1974年(民間タンカーとして) |
就役 | 1977年9月5日 |
要目 | |
排水量 | 満載 14,169トン |
全長 | 130.0m |
最大幅 | 19.00m |
吃水 | 8.0m |
機関 |
1軸推進 ディーゼルエンジン × 1基 |
出力 | 5,880kW(8,000PS) |
速力 | 16ノット |
航続距離 | 4,000海里(巡航速度:18ノット) |
乗員 | 42名(民間人乗組員) |
搭載能力 | 11,500立方メートル |
シュペッサルト(ドイツ語:Spessart, A 1442)は、ドイツ海軍の給油艦。レーン級給油艦の2番艦。艦名はシュペッサルト山地に由来する。
艦歴
[編集]「シュペッサルト」は、1970年代にデンマークの船会社トルキルドセン&オルセン(Terkildsen & Olsen A/S)がリベリア船籍タンカー「オカピ(Okapi)」として1974年にレンズブルクのクレーガー造船所(de:Kröger-Werft)で建造されたが、短期間は同社所有であったが売却が決定され、1976年3月18日にドイツ海軍が購入する。「オカピ」は「シュペッサルト」に改名され1977年9月23日に就役し、補給艦隊に配属され当初はキールを母港としていた。
1994年に補給艦隊は解隊し「シュペッサルト」は2個に編成された補給戦隊に転属する。1997年4月1日に補給戦隊は補助艦艇隊に統合される。
2009年3月にアタランタ作戦を支援するため12名の兵士と共にソマリア沖に派遣される。同年3月29日に商船と誤認したソマリア沖の海賊とみられる7人に襲撃され、救難信号を発しつつ[1][2]、拳銃で応戦してこれを撃退し[3]、その後ギリシャ海軍「F 454 プサラ」、オランダ海軍「F 802 デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン」、スペイン海軍「F 82 ビクトリア」、アメリカ海軍「LHD-4 ボクサー」の艦載ヘリコプターなどで襲撃者を5時間に渡って追跡して拘束し、「F 209 ラインラント=プファルツ」に移送された[4]。
第2機動隊群補助艦艇隊に所属し、ヴィルヘルムスハーフェンを母港としている。